「映画を使った英語の勉強、面白そうだけど、まず、どの作品を選べばよいの?」
「ビジネス英語を学ぶのに、最適の作品はどれかな?」
そんな迷いを持つ人たちに、自信をもっておすすめできるのがこの作品です!
最高の英語教材の一つだと思います。
ビジネス英語を学べる定番とも言える作品。それが『プラダを着た悪魔』。
映画としても面白いですし、劇中で話される英語も、このサイトで紹介している作品の中では最も聞き取りやすく感じます。
こんな人におすすめ!
|
『プラダを着た悪魔』はどんな映画?【あらすじ等】
では、まず基本的な情報を押さえておきましょう。
映画情報
- 原 題: The Devil Wears Prada
- 公開年: 2006年
- 主 演: メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ
- 監 督: デヴィッド・フランケル
ようやくファッション誌のアシスタントとしての職につけた主人公アンディ(アン・ハサウェイ)。
カリスマ編集長であり、上司であるミランダ(メリル・ストリープ)のムチャぶりに翻弄されながら、徐々にファッション業界への理解を深めて成長していきます。
公私に奮闘するアンディと鬼編集長ミランダの強烈キャラを軸に展開されるストーリーを存分に楽しめる作品です。
「自分はファッションなんて縁遠い、興味ない…」と言って敬遠することなかれ。
ファッション誌も出版ビジネスの一つでもあり、泥臭くて地味な仕事こと大事なのはどの業界でも同じと、共感できるところも多いはずです。
『プラダを着た悪魔』の中で話される英語の特徴
全体的に聞き取りやすい英語で、英語教材としても最適です。
業界用語も出てきますが、ほとんど気になりません。
ただ、どの映画作品でもそうですが、やはりネイティブ向けのセリフであり、初めて英語音声に接する人は「速い!」と感じることでしょう。でも、少しずつ慣れていけば大丈夫です。
ミランダからの矢継ぎ早の指示に、アンディが何とか対応する姿勢を見習って、劇中の英語セリフに食らいつく(?)気構えでいきましょう!
場面や用語について
オフィスの場面が多いので、必要となる英語表現にたくさん接することができます。
主人公アンディが従事するアシスタント業務を通じて、電話応答、業務説明、指示、依頼、照会、確認などで必要な英語表現をしっかり学べます。
その他、パーティー等のイベントの場面もあり、社交に必要なコミュニケーションにも慣れることができます。
また、家族や恋人、友人とのプライベートな会話の場面では、日常で交わされるカジュアルな英語にも触れることができます。
用語としては、ファッションや撮影、雑誌に関するものが出てきますが、「特殊すぎて、意味が分からない」となる心配はありません。
登場人物が話す英語について
主人公アンディ(アン・ハサウェイ)のセリフがとても聞き取りやすく、英語の学習に最適。
鬼上司ミランダ(メリル・ストリープ)の冷ややかと言うか、独特な雰囲気のセリフ(聞き取りにくということはありません)は妙に印象に残ります。
また、先輩アシスタントのエミリーはイギリス英語を話しますが、特に聞き取りにくい感じはしません。他のキャラクターのアメリカ英語と聞き比べてみましょう。
TOEICのリスニング問題ではイギリス英語も話されますので、その対策にもなりますよ。
*ビジネス英語を学べる映画全般は、以下の記事を参考にどうぞ。
私(ホズ)が、徹底的にこだわっているビジネス英語勉強法 ー それは映画を使った英語学習です。 そのおすすめ理由は記事「映画を使った英語学習をおすすめする3つの決定的理由【TOEIC950の実績あり】」で説明した通り。 そこで今回[…]
『プラダを着た悪魔』で学べる英語表現【ぜひ英語教材に!】
では、ここで劇中のセリフで使われている英語表現を紹介します。まさに日常のオフィスで飛び交いそうなセリフです。
※著作権違反とならないように、一部表現を変更している箇所(固有名詞を代名詞に変更する等)があります。
※()内は劇中でそのセリフが出てくる目安の時刻です。
※英語音声には音読さんを使用しています。
彼女とお約束をしています。
冒頭、アンディがアシスタント職の面接に来たシーン。
これなら英語初心者でも簡単に覚えられますよね。これを皮切りに、仕事で使える表現がどんどん出てきます。
彼女はこちらに向かっています。
ミランダが急きょ予定を早めてオフィスに出社することを聞き、慌てふためくスタッフたち。
人がこちらに向かう途中であることを表す表現で、ビジネスでも非常によく使います。
彼女は席を外しております。
外部から電話を受けた先輩アシスタントのエミリーが、ミランダは電話に出られないことを告げるシーンです。
それ以外にも、会議へ出席できない等、時間を取れない場合に広く使うことができます。
あなたの言っていることは分かります。
アンディからの説明を聞いて、ナイジェルが返答した時のセリフ。
相手の説明を聞いて、いったん受け止める時に使う英語表現で、私も外国人同僚と話す時、本当によく使います。
(電話を)かけ直します。
電話の相手に、後ほどかけ直すことを伝えるセリフです。
これも日常よく使いますので、このまま覚えてしまいましょう。
他に私ができることはありますか?
指示された難題への対応を完了した後、アンディがミランダに言うセリフです。
単に自分ができることを聞くだけでなく、話を切り上げたい時にも使える英語表現です。
水曜日にそのことを話しましょう。
何かを話し合う予定について話題にする時に使える表現です。
**********
『プラダを着た悪魔』で気になることを質問!【ホズが答える】
全く問題ありません。
どんな業務にも普遍的に活かせる英語表現がたくさん出てきます。
スマホは出てきませんが、携帯電話を使ったコミュニケーションのシーンは何度も登場しますよ。
私(ホズ)自身、ビジネス英語を学ぶ目的で、最近の映画を含めて20本近くの映画を繰り返し見ていますが、『プラダを着た悪魔』が最も役に立つ映画と評価しています。
全くそんなことはありません。
男性がみても「面白い!」と感じることのできる作品です。
なお、俳優も女性ばかりということはなく、男性が結構多く(女性とほとんど同じくらい)出演しています。
華やかな表舞台だけではなく、むしろ地味な(?)裏方の仕事の方がメインに描かれているので、問題ありません。
どんな業界でも、前向きに着実に業務をこなしていくことが大事だと、再確認できますよ。
『プラダを着た悪魔』のここにも注目!
仕事に関する心構えについても学べる、元気になれる!
全く経験のない業界で、アシスタント業務に悪戦苦闘しながら、徐々に周囲に認められていくアンディ。その姿からキャリアや仕事に対するマインドセットについても、参考になる作品です。
意識やスキルが未熟な新人が、日々の奮闘を通じて成長していく姿に共感する人も多いでしょう。
鬼上司ミランダや同僚から影響を受けながら、アンディはどのような自分らしい生き方を目指すのか。
多くの人に、仕事を頑張る活力やヒントを与えてくれる作品です。
スクリーンプレイの利用も可能
さすが評判が高い作品でもあり、書籍としてスクリーンプレイも発売されています。
英語セリフを訳と合わせてチェックできるので、こちらを利用して、さらに深く学習するのもおすすめです。特に英語初心者は、より勉強しやすくなるでしょう。
ただし、映像と合わせての方がセリフが強く印象に残りやすくなるので、ちゃんとDVD等で映像もチェックするようにしましょうね。
まるで続編!?映画『マイ・インターン』もぜひチェックを
とても人気の高い同作品ではありますが、その後、続編の映画は製作されていません。
…が、同じくアン・ハサウェイ主演で、まるで続編のように思える映画があります。それが『マイ・インターン』です。
『マイ・インターン』では、洋服のネット通販会社を舞台にしており、経営者として奮闘する主人公が描かれます。
同じファッションを扱う会社ということもあり、『プラダを着た悪魔』でアシスタントだったアンディが、その後自分で起業したかのような錯覚に陥ることも。
ハジメさん 『プラダを着た悪魔』に加えて、もっと映画でビジネス英語表現を学びたい! どの作品がおすすめでしょうか? ホズ 比較的新しくて、ビジネス英語を学べる作品といえば『マイ・インターン』。ウェブに関する[…]