ビジネスマンがTOEICの勉強をする時、心にとめておくべきことは…?

ビジネスマンがTOEICの勉強をする時、心にとめておくべきことは…?

社会人のみなさんの中には、TOEIC試験に向けて勉強をしている人も多いでしょう。

私も社会人になってから30代の初め頃までTOEICを数回受験していたことがあり、TOEIC対策の勉強は英語力をつけるのに役立つと思っています。

TOEICの学習には、具体的に以下のメリットがあると言えるでしょう。

 

  • 基本的な英語力が身につく

基本的な英語力が身につけることはもちろんですが、一般的なビジネスに役立つ話題や表現も学ぶことができます。

 

  • 英語学習の明確な目標になり得る

「TOEICで○○点取得を目指す!」というように、具体的な数値で目標設定ができるので、やる気も持続しやすくなるでしょう。

 

  • 英語力の伸びが把握しやすい

あまり細かい点差に一喜一憂し過ぎるのは望ましくありませんが、大体の実力の伸びを測るのに適しています。

 

  • 第三者に客観的な英語力を示せる。

日本ではTOEICのスコアで英語力を評価する企業が圧倒的に多く、分かりやすい客観的な評価として示すことができます。

TOEIC学習をする際に留意すべきこととは?

一方、学習に当たっては心に留めておくべき点もあります。

例えば、外国人の同僚が多数いるような職場では、同僚から「TOEICのスコア何点?」と聞かれることはあまりありません。それはなぜでしょうか?

特に欧米ではTOEICの知名度が高くないということもあるのですが、話してみればその人の英語の実力がすぐ分かるので、わざわざTOEICスコアを聞くまでもないです。実際の業務の場はもちろん、他愛のないsmall talkのおいてでもです。

就職や転職活動において、TOEICの高スコアは履歴書上で十分アピールポイントになり得ますが、「では、英語面接をしましょう」となった場合にも英語力を強みとして訴えることができるでしょうか。

私が現在の会社に転職する際、TOEICスコアは855点あり、履歴書上はそれなりに評価してもらえたようですが、最終面接が英語になると聞いてかなり神経質になってしまいました。

そのJob interviewの相手はアメリカ人で、自分にとっては初めての本格的な英語面接でしたが、事前の準備のおかげもあり、何とかうまく終えることができました。
その面接では、英語力というより、会社が期待する業務遂行能力をもっているかが強く問われた気がします。

余談ですが、本当はその時の面接相手はインド人のマネージャーとなるはずだったのが、どうしても彼の都合がつかなくなり、その上席者であるアメリカ人のシニアマネージャーによる面接となったそうです。

入社してから分かったことですが、そのインド人マネージャーの英語は訛りがとても強く、「この人との面接だったら話す内容が全く理解できなかっただろうな…」と今でも冷や汗が出る思いです。

この時の面接の話はまた別の記事で詳しく取り上げたいと思います。

 

自分が英語を使って仕事をするイメージを描こう

忘れてはならないのは、英語はあくまでもコミュニケーションのための道具でしかないということ。仕事で英語を使うというのは、TOEICの試験問題を解くのとは全く次元が異なるものです。

「そんなの当たり前!」と言われてしまいそうですが、TOEIC学習の先に、自分が英語力を駆使して業務を遂行するイメージが描けている人は案外少ないのではないでしょうか。

 

目的に照らして適切なテーマでの英語学習を」でも述べた通り、実務に照らした学習が大切です。

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すでに利点を挙げたように、TOEICを勉強する意義は大いにあります。

一方で、英語を使って何を成し遂げられるかという点が問われることを忘れないようにしましょう。

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