「verify」は本来正しいとしている状態と照らして合っているかを調べてみることで、「検証する」という訳がぴったり当てはまるイメージを持っています。
IT開発や運用では、この「verify」が必要となる局面が数多くあります。
「check」でも代用できることが多いのですが、「check」の方がより日常的に使われているので、より注意を引きたい時に私は「verify」を使うようにしています。特に関係者間で、あるべき姿について共通認識がある場合は「verify」を使うのが有効でしょう。
Please verify that all forms are working as expected. 期待通り全てのフォームが動作するか検証してください。 |
名詞は「verification」で「検証」という意味です。
We need verification by a reliable external vendor. 我々には信頼できる外部ベンダーによる検証が必要だ。 |
「Verify」のためには「あるべき姿」を明確にしておくことが大前提
当然ですが、「verify」するためには「何が正しい姿か」を明確にしておく必要があります。
検証する段階で、「あれ?どうなるのが正しいのだっけ?」との疑問が湧くようでは、正解が分からないままテストの採点をしているようなものです。
一般的に、システム開発では要件定義書や仕様書が「あるべき姿」と定義されたものとなり、それに照らして検証することになります。
そうなると、きちんとドキュメントで「あるべき姿」を明確化しておくことの重要性がより深く理解できるでしょう。