転職する気がなくても転職サイトに登録をおすすめする理由

転職する気がなくても転職サイトに登録をおすすめする理由

私は新卒で国内保険会社へ入社し、その後金融取引所へ転職、さらに現在の外資系保険会社へ移り、現在に至ります。つまり、2回転職したことがある訳です。

ただ、いずれも「絶対転職する!」と固い決意のもと登録した訳ではありません。自分自身はどちらかというと保守的な性格で、新卒で入社した時はきっと定年まで勤め上げるのだろうなと思っていました。

この記事をお読みのみなさんも、現時点で転職は考えていないかもしれません。それでも、もし一度も転職サイトへの登録をしたことがなければ、一度登録してみることをおすすめします。

なぜなら、労働市場での自分の価値を把握することができるからです。また、自分の強み、弱みを見つめ直す機会にもなります。

自分が転職をした経緯について

私は新卒で入社した国内保険会社で、最初の3年間は支社勤務、次の本社では営業支援システムを担当する部門に配属されました。そこで第二種情報処理技術者試験の勉強を始め、プログラミング(COBOL)も習得。COBOLは英語との相性がよいので、社会人になってからずっと独学で続けていた英語力も活かすことができ、やりがいのある毎日でした。

さらに第一種情報処理技術者試験にも合格し、さらに高度な業務に関わりたいと思っていた矢先、なぜか契約管理部門へと異動となりました。自分としては引き続きシステム(IT)のスキルを高めたいとの意向を強くもっていたので、正直なところ不本意な異動でした。

その契約管理部門では、業務担当としての立場でUAT(ユーザー受け入れテスト)を重視しており、精緻なテストケースを準備する等、良い経験を積むこともできました。ただ、保険業界で自分と同じ7~8年のキャリアがあれば誰でもできる仕事のように思え、自分でなければいけない理由を見出すことができませんでした。

「この不本意な状況が少なくとも3年は続くのか…。社内で自分の希望が通らないとすると…外の世界にはどんな機会があるか、ちょっと調べてみようかな?」
との気持ちが芽生えてきたのです。

とはいえ、その時点では自分に合った求人があるのか全く分かりませんし、割と軽い気持ちで転職会社のサイトに登録してみたのでした。

しばらくすると…転職会社から次々に好条件の求人の紹介が届くようになったのです!

業務内容も大変興味深く、希望通りITと英語の能力を活かして、さらに伸ばせる職種です。待遇もよく、先方の企業も自分に期待して評価してくれている。となれば、今の会社にとどまる理由はないのでは…?との心境の変化が起きてきたのです。

複数の会社のjob interviewを受け(かなり絞りましたが、面接の数が多くて結構大変でした)、結果としていくつか内定をもらい、満足できる転職先を決定することができました。

転職する気がなくても転職サイトに登録をおすすめする理由

常に客観的な「自分の価値」を意識するべき

企業からのオファーの有無は、労働市場における自分の価値を客観的に把握する、とても分かりやすい方法です。

もし自分が興味のもてる求人を紹介してもらえるなら話を聞いてみるのもよし、一方もし満足のいくオファーがこないのであれば、自分の経験やスキルが労働市場では評価されていないという状況かもしれません。その場合は、自分の価値が高まるようにこれから努力していけばよいのです。

それが自分の中長期的なキャリアを考えることにもつながります。

私自身のケースでは、ちょうどよい時期に最初の一歩を踏み出せてよかったと思っています。みなさんも最初の一歩として、転職サイトに登録して、どのような客観的な評価を受けるか確認してみてはいかがでしょうか。

 

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