英語力が最も伸びたと実感できたのはこんな時期

「英語力が上がった!」と実感できるのはどんな時?

英語を勉強していると、「はたして、自分の英語力は伸びているのかな…?」と不安を感じることがあるかもしれません。

英語力を計るのに最も分かりやすいのはTOEICなどでスコアが上がった時や検定試験に合格した時でしょう。では、それ以外にどんな時に実感できるでしょうか?

英語力が著しく上がるのはどんな時?

英語力が著しく上がるのはどのような時かというと、第一に英語を使わざるを得ない状況に身を置いた時というのが挙げられるでしょう。いわば必死に水をかかないと溺れてしまう環境に身を置くことです。(笑)

私の体験談をお話しましょう。

現在の保険会社に入社する前、イギリス人と仕事する機会はあったものの、毎日英語を使うほどではなく、ひと月に何回かメールや電話会議(ごく短時間)にて英語でやり取りを行う程度でした。それはもう、とても緊張しながら…。

海外留学や駐在の経験は全くないまま、その後、外資系保険会社に転職し、環境が大きく変わることになります。

現在の会社では、もともとアメリカ人のIT担当者が一人で代理店サポート用のウェブシステムを担当してきたのですが、彼は日本語があまり得意ではないということもあり、IT側の副担当として、私が業務部門とのコミュニケーションを担うことになりました。
そのアメリカ人の同僚はITベンダー(大手インド企業)との窓口担当となり、2人でうまく分担して進められるはずだったのですが…。

私が入社して1ヶ月半、重要なシステム開発プロジェクトが始まる直前に、なんとその同僚が退職することになってしまったのです!

結果、私はいきなりインド人のITベンダー(日本語を話せる人は皆無)とのコミュニケーションも全て任せられることになるという急展開!

転職してきたばかりで失敗する訳にもいかず、もう腹を決めてやるしかありません。「英語を話すのは緊張する…」なんて言っている暇もないほど、懸命でした。

とにかく、ハブとなる自分が動かなければ何一つ前に進まないのです。

業務部門からヒアリングした要件を英語ドキュメントに落とし、ベンダーのインド人担当者に英語で説明。業務部門は私に日本語でどんどん質問やリクエストをしてきますが、それを私からベンダーに伝えるのは全て英語です。

業務担当が送ってくるドキュメントやメールはもちろん日本語なので、そのままベンダーへ転送して「あとはよろしく」と丸投げするなど、全くできません。
また、ベンダーから返ってきたコメントも自分できちんと理解したうえで、日本語で的確に業務部門に伝えることも必要でした。

まだ業務やシステム仕様だけでなく、社内プロセスも十分理解していない状況で、日本語と慣れない英語を使い分けながら毎日右往左往。相談できる同僚もいない…。

こんな孤軍奮闘の修羅場、何となくでも想像していただけるでしょうか…?

「英語力が上がった!」と実感できるのはどんな時?

その後、業務やシステム仕様の理解が深まるにつれて、自分の判断でレスポンスできることが増え、この厳しい状況は緩和していきました。もちろん英語でのコミュニケーションにも慣れたというのも大きかったと思います。

さて、気付けば英語での業務遂行にもすっかり慣れ、何より「英語で話しかける、話しかけれらる」ことが特別なことではなくなったとの感覚がありました。

このように心理的なブロックを取り除くことができた時が、「自分に英語力がついた!」と実感できる大きな一歩なのではないかと思います。

あと、私の場合、「インド訛りの英語に対する理解力は会社髄一!」との自信もつきました。(笑)

自分なりに実践の場をもつことで、一気に英語力アップを目指そう

スポーツでも、選手に本番の試合を経験させることで、一気に実力を別次元へ引き上げようとする指導法があるそうです。

「実践の場はまだ早い。きちんと英会話学校で基礎を磨いてから…」と考えている人も多いかもしれませんが、思い切って実践の場に飛び込む機会をもつことをおすすめします。
次元が異なると思えるくらい、大幅にスキルアップできる機会となり得ます。

英語力が最も伸びたと実感できたのはこんな時期
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