remove ー同じ「削除」でも「delete」との違いを理解しよう

remove ‐ 同じ「削除」でも「delete」との違いを理解しよう

「削除する」を表す英単語としては、まず最初に「delete」が思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
PCのキーボードにもありますし、多くの人に馴染みのある単語だと思います。

私自身、以前は「削除する」と言えば「delete」を使うことが多かったのですが、一方ネイティブの同僚は「remove」を使うことが多いことに気づいてから、何となく自分でも「remove」を使うようになりました。

 

調べてみると、以下の違いがあるようです。

  • delete …完全に削除して、元には戻すことはない
  • remove …いったん取り去るが、後で元に戻す可能性もある


つまり、もう二度と元に戻すことはないと断言できる時(例:誤って付け足してしまったコード部分を削除)は「delete」、後で戻す機会があるかもしれないが、当面は削除というときは「remove」を使うのがおすすめです。

厳密な使い分けをしていない場合もありますが、大まかなイメージとして理解しておくとよいでしょう。

*なお、会社にいるネイティブの同僚は「remove」を使うことの方が圧倒的に多く、「delete」はあまり聞いたことがありません。

 

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「(いったん)削除する」の意味で使う「remove」の例文

Can you remove the button on the header? We need to reconsider where it should be.
ヘッダーにあるボタンを削除してくれますか? どこにそれを置くべきか再考が必要なのです。
I would like to remove the product page for the time being.
当面の間、その商品ページを削除したいのだけど。

 

ちなみに名詞は「removal」です。つい先週、アメリカ人の開発者から以下のようなメールが届いたので参考に載せます。

After ○○(タグ管理ツールの名前) removal, make sure that everything is still be tracked as you would like it to be.
○○削除後に、あなたが希望するように全てが依然追跡されていることを確認してね。

 

なお、別記事でも紹介している映画「マイ・インターン」では、誤送信してしまったメ―ルを相手のPCから削除するよう指示する時、「Yes! Delete it!」と叫んでいます。

絶対見られたくないメールで、復活させることなどあり得ないので、「delete」を使っている訳ですね。

「remove」と「delete」の違いを理解して、使い分けよう

今後復元されることは100%ないと確信がある時は「delete」を使えばよいのですが、仕事では、今後の見通しがなかなかはっきりしない場合も多いもの。

例えば、そんな状況で「delete」を使ってシステム開発者に依頼してしまうと、資源自体が削除されてしまい、二度と元に戻せなくなってしまう懸念もといった懸念もあります。

その点も考慮して、場合によっては「remove」も適切に使えるようにしておきましょう。

 

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