今回、システムエンジニア(SE)、ITやWeb関係者におすすめできるユニークな英語教材「HiNative Trek」についてご紹介します。
日本人に特に苦手な人が多いアウトプットの練習もできる英語学習サービスとなっています。
特に注目なのは、「ビジネスコース」に加えて、ITスタートアップ業界の現場で使われるフレーズに特化した「ITコース」があるのです。
アメリカ西海岸のTech企業等を想定した英語学習を毎日行える訳です。
実は、今回私も実際に体験してみましたので、詳しく解説したいと思います。
英語学習教材「HiNative Trek」おすすめのポイントは?
HiNative Trekには、「ビジネスコース」に加えて、IT・スタートアップ業界に教材内容を特化させた「ITコース」があります。
個人的に、特におすすめできると考えたのは以下の点です。
アメリカ西海岸のTech企業に勤めるネイティブ・スピーカーが教材を監修。総勢5名のアメリカ人チームがクオリティチェックを行っているとのこと。リアルな会話や会話シーンが再現されています。
また、ちょっとしたスキマ時間に勉強ができることを謳う英語教材は多いのですが、アウトプットを重視しているという点も非常にユニークです。
「ITやWebに特化した英語力を身につけたい」「スキマ時間を利用してアウトプットの力を伸ばしたい」という人には特におすすめです。
英語学習の基本的な流れは?
基本的に以下の利用の流れとなります。
1.平日毎日課題が届く 2.英作文と発音を投稿 3.すぐに模範解答を音声つきで確認 4.13時までに投稿された課題はその日のうちに英語ネイティブの先生が音声つきで添削 5.質問があれば追加で質問可能(3往復まで) 6. データとして残るので適宜復習 |
平日、昼休みや出勤時間を利用して一日の学習をこなすことも十分できそうです。
非同期での学習スタイルにしているところもポイント。これにより、スキマ時間での学習を可能にしています。
さらに、ネイティブ・スピーカーの講師を拘束せず、まとめての添削が可能とすることで、料金を抑えるように努めているのですね。よく考えられたシステムだと思います。
先生はビジネス経験のあるアメリカ人講師で、フィードバックの質が高いとの評判です。
なお、利用はブラウザからでもアプリからでも可能です。
「HiNative Trek」(ITコース)を体験レビュー
では、実際の「HiNative Trek」(ITコース)を疑似体験できるシステムがあったので、それを利用して流れを確認してみました。
まずは、毎日(平日)に「Reader and Answer」の課題が届きます。
今回のテキストを見ると、開発のスケジュールに関する話題が取り上げられていますね。IT開発の現場でよく交わされそうな会話です。
ヒントを確認して、課題に取り組みます。
PCから直接課題の回答を書き込むか、スマホアプリを利用して回答を記入。音声も録音して合わせてアップロードします。
アップロードすると、すぐに模範解答が音声付きで送られてきます。すぐに答え合わせができるので便利!
何度も読み、聞いてしっかり英語表現を身に付けましょう。
その後、提出した回答について先生から英文で添削コメントが戻ります。
非常に詳しい内容で、文法や表現、発音など細かい点まで指摘がたくさん! このマンツーマン感覚がHiNative Trekの素晴らしいところ。
*13時までに投稿された課題はその日のうちにフィードバックされることになっています。
講師の先生が、自分の回答を手直した表現をきちんと提示してくれます。自分の回答をベースにしているので、意識に強く残り、習得しやすい利点があります。
これも音声付きなので、シャドーイング等でしっかり身に付けられます。もちろん後日、復習することも可能です。
このような流れで、平日は学習を進めていきますが、都合に合わせて土日にある程度まとめて回答を提出することも可能となっています。
「HiNative Trek」で留意すべき点は?
一方、「HiNative Trek」には以下のような留意点があります。
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サンプルのテキストをみると、やや長めの文章もあり、日本人にはあまり馴染みのない単語、表現もある印象です。
一応、推奨レベルは英語初中級者とされていますが、全くの初級者(例えば、中学英語もおぼつかない人)には少し敷居が高く感じるかもしれません。
あと、英語の習得には努力が必要と理解している人を対象にしていると明言されており、「楽しみながら勉強したい」と期待している人にはあまり向かないでしょう。
「HiNative Trek」の料金は?【コスパは高い?】
料金は月額プラン19,600円 / 月で、年額プランだと約2ヶ月分おトクとなり、ひと月あたり 16,333円となっています。
残念ながら、現在のところ無料のお試しプランはないようです。
通常の英語学習アプリと比べるとかなり高いとの印象を受けるかもしれませんが、非同期とはいえ、毎日アメリカ人講師とのコミュニケーションが可能であることを考えると、リーズナブルな価格と言えるのではないでしょうか。
もし英会話学校に通うとすると、毎日少人数(できればマンツーマン)のレッスンを受けるのは時間・費用面で大きな負担になり、現実的には難しいという人が多いでしょう。
そうした意味では、コストパフォーマンスに優れた英語学習方法と言えるかもしれません。
なお、「料金を押さえつつ、スマホやPCでビジネス英語を学習したい…」という場合は「スタディサプリビジネス英語コース」をおすすめします。
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HiNative Trekの利用には多くの利点が
以前、「外資系企業で英語表現を磨くためにしていること」の記事で紹介した通り、インプットした後、実際にアウトプットしてみることで、自分の血肉にしていくことは非常に有効です。
HiNative Trekには上記で紹介した以外にも以下の利点がありますので、一度利用を検討してみてはいかがでしょうか。
- テキストと音声がデータとして残るので復習しやすい。
- その日出来なかった分も後でまとめて提出できるのでお得。
- マーク・ザッカーバーグなどや米副大統領などの同時通訳を担当した関谷英里子さんが教材を監修。
*英語教材については、こちらの記事も参考にどうぞ。
私自身は15年以上外資系保険会社に勤務し、日々外国人同僚に囲まれて仕事をしています。そこで必須なのが、英語でのコミュニケーション。海外留学・駐在経験はなく、英会話スクールにも通ったこともない私ですが、問題なく英語を使って業務遂行がで[…]