今回は、システム(ソフトウェア)開発プロジェクトでよく話題になる工数に関する英語表現です。
まず押さえておきたいのは「man-hour」。他の分野でも広く使われており、「MH」と表記することもあります。
また、より具体的な工数を表すのに「man-day」を使うことがあります。これは作業に必要な人数と日数を掛けたもので、「MD」とも表記することがあります。システム開発ではよく使う単位ですね。
小規模な開発であれば文字通り「man-hour」「man-day」で表せばよいのですが、開発が何ヶ月に及ぶ場合には「man-month」(MM)を使うことが一般的だと思います。
その他、覚えておくべき、関連する表現もみていきましょう。
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覚えておきたい「工数」に関する英語表現
工数を「計算する」では「calculate」、見積もる時には「estimate」をよく使います。
「estimated man-hours」は「見積もり工数」という意味になります。
その他、以下のような表現を使えるようにするとよいでしょう。
We need to reduce man-hour by improving efficiency in the development. 私たちは開発効率を改善することで工数を削減する必要がある。 |
工数が予定していたよりも大きい場合、どのように削減するべきかもよく議論の的となります。
How should I calculate man-month for the project? 私はどのようにプロジェクトの工数(人月)を計算するべきでしょうか。 |
工数をどう計算するのが適切か、測定方法もよく議論されますので、このような表現も覚えておきましょう。
Our department usually estimate work based upon man-months. 我々の部門は通常、人月に基づいて仕事を見積もる。 |
なお、工数の見積もりにあたっては、以下の表現も参考にしてください!
ビジネスでは色々な場面で、見積もりが必要となります。最もイメージが湧きやすいのは金額についてのものでしょう。日本語の「見積もる」と同様、英語の「estimate」も金額についてのものを指すことが多いですね。一方、金額以外にもプロ[…]
タスクや案件にかかる労力の指す時は「effort」も使える
なお、きっちりと算出する工数だけではなく、タスクや案件を実行するのに必要な労力全般のことを指して「工数」と呼ぶこともあります。
そのような時は「effort」を使うのがおすすめです。
「”man-day”か”mon-month”、どちらを使うのが適切かな?」といった細かいことを気にせず使えるので便利です。
Let’s talk about the effort required to develop the application once the requirement definition is done. 要件定義が完了したら、アプリケーション開発に必要な工数について話しましょう。 |
英語表現とともに、適切な工数管理に努めよう
システム開発では算出した工数にもとづき、スケジュールや金額、要員計画を立てることが一般的です。
現実には始めからリリース日が決まっていて期間を延ばせない、また、開発要員は増やせないという場合も多いのですが、いずれにせよ適切な工数の見積もりは欠かせません。
上記に挙げた表現をしっかり押さえて、適切な工数管理に努めましょう。
「社内SE」というポジションについて、関心がある方も多いのではないでしょうか。何となく企業内で働くSEとのイメージはあるものの、今一つ詳細が分からず、どのような特徴があるのか理解できていないという人もいるかもしれません。そこ[…]