ITやウェブに関連する業務では、「optimize」は頻繁に出てくる表現です。それだけ「最適化」を図るべきものがたくさんあるということですね。
「改善する」という意味では「improve」が使えますが、かなり意味が広いので、制約がある中で最大限よい状態を目指すという時はこの「optimize」が適切です。まさに「最適化する」「最大限利用する」という意味の英語表現です。
ちなみに、名詞は「optimization」で「最適化」という意味になります。
以下、最適化の対応が必要となる代表的な場面をみていきましょう。
IT開発や運用で「optimize」や「optimization」をよく使う場面は?
ソフトウェアやシステムなどの効果や効率を最大化するように調整を施すことを指して「optimize」ということがあります。また、そのためのソフトウェアや機能のことを「optimizer」と呼びます。
Google アナリティクスと連携して活用できるA/Bテストツール「Google Optimize」は有名ですね。
Let’s discuss how to optimize software release and deployment management. どの様にソフトウェアリリースと開発管理を最適化するか議論しよう。 |
「program optimization」と言えば「プログラム最適化」ということで、プログラムをメンテナンスしやすくしたり、資源をより効率的に利用するように改善を加えることで、「code optimization」(コード最適化)と呼ぶこともあります。
ソフトウェア等のIT開発では、「cost optimization」(費用最適化)のプレシャーを受けることもありますよね。必要なものに費用をかける一方で、効果の低い部分の費用を抑えるのが本来の目的ですが、とにかく全体の費用削減を図る意味で使われることも多くなっています。
ウェブマーケティングの「optimization」を使った英語表現を紹介
ウェブ(オンライン)マーケティングでは、与えられた条件や制約の中で、最大限の効果を得るためにさまざまな「optimization」が話題になります。どれも私が日常的に使っている英語表現ですので、しっかり押さえておきましょう。
EFO(Entry Form Optimization)
ユーザーが離脱しないようにしてコンバージョンにつなげるための「入力フォーム最適化」のことです。
具体的には、どこに何を入力すればよいか直感的に分かるようにする、入力を補助する(郵便番号を入力すると住所が自動入力される)、エラーを分かりやすく表示する等の対応が挙げられます。
EFO専用ツールもたくさんありますし、EFO機能の開発にかかわっているIT関係者も多いでしょう。
SEO(Search Engine Optimization)
対象サイトやページが検索結果の上位に表示されるようにする「検索エンジン最適化」のことで、ウェブサイト開発や運営担当者には対応必須のものと言えるでしょう。
具体的な施策としては、メタタグを適切に設定する、見出しや文中に適切なキーワードを盛り込む、ページの読み込み速度を上げる等ありますが、王道は何と言っても読み手に役立つ情報をコンテンツを充実させることです。
LPO(Landing Page Optimization)
「ランディングページ最適化」のことで、ユーザーが最初に訪問するページでより関心を高めて、コンバージョンへつなげるように改良することです。
最適化の対応の際、気を付けておくべきことは?
「最適化」と一口に言っても、何が最適なのかは目的によって変わります。
性能の最適化、コストの最適化(多くの場合、費用削減の意味)、スケジュールの最適化(多くの場合、期間短縮の意味)など、人によっても認識が異なることが多いでしょう。
まずは目的、目標を定めることが最適化の最初の一歩。顧客や上席者、関係者と認識がズレそうな場合はあらかじめきちんと合意しておきましょう。
「英語の勉強には興味があるけど、続ける自信がない…」「自分のレベルや業務に合った英語の学習方法が分からない」*****以前から気になっていた英語学習アプリ「スタディサプリ」。1日3分から学べると評判で、特にコロナ禍では授[…]