コロナ禍で、リモートワークが主な勤務形態となっている人も多いでしょう。
私もその一人ですが、今回リモートワークやWebで会議で使う英語を学べる映画「search」を紹介します。
突然行方が分からなくなった高校生の娘。その父親が娘のSNS等の記録を追い、必死に手掛かりを探そうとするストーリーで、なんと全編を通じてPC画面上で物語が展開していきます。そして、終盤には驚きの事実が明かされ…
知り合いや娘の友人、警察との会話も、主にビデオ通話やチャットを通じて進んでいきます。
そのため、リモートワークやリモート会議で使える表現が多数出てくる作品になっています。
「Search」劇中で使われる英語の特徴は?
PC上でのビデオ通話やチャットでの会話の場面がとても多く、まさにオンラインでコミュニケーションをとるための英語を学ぶことができます。
スラングは少なめで、難しい英語表現もあまりありません。
主人公の一家はアジア系俳優が演じていますが、とても聞きやすいアメリカ英語で、発音は完全にネイティブです。英語教材として活用するのも全く問題ありません。
映画で使われている英語表現を紹介
では、実際に劇中で使われている表現を取り上げてみます。
リモートワークやWeb会議で使える表現も取り上げるので、ぜひチェックしてみてください。
べリントンシステムについての結合レポートはありますか?
まさにWeb会議実施中の一コマ。主人公のデビッドは、上司からこのように進捗状況について質問を受けます。
詳しく説明はされていませんが、各エンジニアが開発したモジュールをつなげることを結合と呼び、その報告があるかを聞いていると思われます。
技術部がまだテストを実施中ですが、月曜までには結合できるはずです。
先の質問に対するデビッドの回答です。まず現状を述べた後、今後の見通しを説明しています。
まさにIT開発現場の日常で交わされそうな会話ですね。
尻を叩くように。いいね?
デビッドの回答を受け、上司はこのように「技術部にプレッシャーを与えて、急がせるように」と指示します。
簡単な単語のみでできているので、分かりやすいと思います。
では、次からリモートワークやWeb会議で使える表現を取り上げてみます。
デビッド、聞いていますか?
Web会議中、反応が悪いデビッドに対して、上司がこのように声をかけます。
「デビッド、いますか?」とも訳すことはできますが、参加していることが明らかな場合は「聞いていますか?」の方がしっくりくると思います。
ええ、すみません。聞いています。
娘のことが心配で、実はチャットツールの方に気を取られていたデービッド。
慌てて、このように返答するのでした。
よし、みんな、何か抜けていたことはないか?
Web会議の終盤、会議を主催していた上司が、議論に抜け漏れがないか参加者に確認する時のセリフです。
以上で全てだと思います。
会議の参加者たちは、このように返答し、会議は終了となります。
会議で最後の一言として、以下の表現も劇中に出てくるので、これらも覚えておくとよいでしょう。
- See you.
- Cool. Take care.
- Bye.
- All right. See ya.
その他、警察の担当者とビデオ通話で話した後、以下のようなセリフも出てきます。これも使える表現なので覚えておきましょう。
承知しました。シャットダウンしますね。また話しましょう。
英語の勉強だけでなく、ITリテラシーの重要性も理解できる作品
主人公の父親は、ソフトエンジニアリング企業に勤務していて、ITリテラシーが非常に高い設定となっています。
的確にサイトやソフトを使いこなして、真実に迫ろうとするシーンでは「こんなこともできるか…!」と、きっと興味深く感じるところがあるでしょう。
それもそのはず、監督・脚本のアニーシュ・チャガンティは元Google社員だったそうで、この作品でもGoogleで培った手法を使ったと述べています。
アニーシュ・チャガンティ監督は撮影当時、まだ27歳。実はもともとGoogleの社員で、映画監督になるために退職したそうです。
英語表現を学ぶとともに、ITリテラシーの重要性も理解できる本作品。おすすめです!