「behavior」は挙動、動作、振る舞い、行動と訳され、動きを目に見える形で捉えられるものを指します。
特に、以下に挙げる2種類の使い方を押さえておくとよいでしょう。
ソフトウェアなどで機能や画面の動作、挙動を表す「behavior」
まず、ソフトウェアやウエブサイト等で、機能や画面の動作、挙動を表すのに使えます。
私は現在、公式ウェブサイトの開発・運用に携わっているのですが、会社の顔となる公式サイトだけにやはり細部にもこだわりたいもの。
「ボタンを押したら、ここが開いてメッセージが出て、ここはクリックした時に一段下の階層が表示されて…」
と、IT開発者に希望する挙動を細かく伝えていた時、
「はて、この場合の挙動って、英語ではどのように言えばよいのかな?」
としばし考え、この「behavior」が適切だと思い至りました。
Let me explain the behavior in detail. 挙動を詳細に説明させてください。 |
このように言えばよい訳ですね。
「マウスオーバーでボタンの色が変わる」「何秒かたつと自動でこの画像が切り替わる」といった挙動を指す時に「behavior」を使ってみましょう。
ユーザー行動として理解しておきたい「behavior」
ユーザーの一連の行動を指す場合にも「behavior」が使えます。
Let’s start with user behavior analytics. ユーザー行動分析から始めましょう。 |
ウェブサイトやシステム全体を通した行動を対象にする場合もありますし、特定のページ内での詳細な動きを指す場合もあります。
ウェブマーケティング等では、このユーザー行動分析を行うことで、キャンペーン施策の効果測定や改善策の検討につなげることが多々あります。
また、より適切なUX(User Experience)、UI(User Interface)を実現するための手掛かりにすることもできます。
このように、ユーザーの詳細は行動をトラッキングできるのもウェブの特性です。この意味もきちんと理解して、改善に活かしたいですね。