まさに水晶のように澄み切っているということで、これ以上ないほど明快、明白な状態を表します。
そこから「はっきり理解した」という意味で使える表現です。
私がこの表現を初めて耳にしたのは、前職でのイギリス人とのミーティングでした。
こちらの事情を説明した時、そのイギリス人が
「Oh, it’s crystal clear!」
と返事をしたのですが、その場にいた日本人には耳慣れない言葉で「crystal clearって何…?」という雰囲気になったのを覚えています。
「使えそうな表現はどんど盗め」(特にネイティブスピーカーから)が私のポリシー。
それ以来、英語で相手に何か説明してもらい、はっきり理解できたと強調したい時、自分でも
「It’ s crystal clear!」
と言うようになりました。
ここぞという時に、やや大げさでもはっきり伝えることで、説明してくれた相手の安心感や満足感にもつながります。
日常業務で、私は英語を使ったコミュニケーションを行っています。主な相手としては、社内IT部門の人(アメリカ、オーストラリア、フランス、インド、中国など出身はさまざまです)、海外のグループ企業の人などです。特に対グループ企[…]
crystal clear はこんな時にも使える英語表現
相手の理解度を確認する時
Is it crystal clear to you? 完全に理解してもらえましたか? |
相手の理解度を確認するのに、「Is it clear to you?」(理解してもらえましたか?)といった表現はよく使いますが、さらに一歩進んで上記のように確認すると、曖昧さを残してほしくない気持ちを伝えられそうです。
指示や説明をしてもらった時
Thank you for the crystal clear instruction. 明快な指示、ありがとうございます。 |
このように強調すると、分かりやすい指示や説明だったことを伝えることができます。
ITの世界は、曖昧さを残したままでは適切な開発や運用ができません。まさに全てを「crystal clear」の状態にすることが理想です。
一度意味が分かると、イメージがつきやすい表現だと思いますので、ここぞという時に通常「clear」と言うところをさっと「crystal clear」に置き換えて言ってみてください。
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