SEやIT業界の人におすすめの英語教材!独学にも【体験レビュー】

SEやIT業界の人におすすめの英語教材5選!独学にも【体験レビュー】

私自身は15年以上外資系保険会社に勤務し、日々外国人同僚に囲まれて仕事をしています。そこで必須なのが、英語でのコミュニケーション。

海外留学・駐在経験はなく、英会話スクールにも通ったこともない私ですが、問題なく英語を使って業務遂行ができており、独学で英語力を身に付けることには少し自信があります。

そこで今回、いくつもの英語教材を試してきた中で、「これはよい!」と感じたものを厳選して紹介します。

これらをしっかり活用して学習を継続すれば、独学だけでも十分英語で仕事が遂行できるようになるはずです!

 

①HiNative Trek

②スタディサプリビジネス英語コース

③英会話ペラペラビジネス100 (スティーブ・ソレイシィの英会話シリーズ)

④ITエンジニアのための場面別英会話&キーフレーズ

⑤IT業界を扱った映画作品

 

①HiNative Trek

スマホ(PCでも可)を利用して、インプットとアウトプットの力を確実に伸ばしたい、さらにITに特化した話題や表現について学びたい。そんな人におすすめしたいのが、このHiNative Trekです。

HiNative Trekには、ビジネスコースに加えて、IT・スタートアップ業界に教材内容を特化させたITコースがあるので、まさにSEやIT業界・部門の人に最適な内容となっています。

今回、本サイトで紹介することを前提に、私も無料で体験させてもらいました。

 

こんな人におすすめ

  • インプットとアウトプットの両面で確実に英語力をつけたい
  • スマホやPCを使って勉強したい
  • スキマ時間をうまく活用したい

 

HiNative Trekが優れている点

非同期チャットを利用してアウトプット力を強化できる

リアルタイムではないものの、マンツーマンと同じ効果を狙うことができます。

平日、毎日届く課題で、英作文と発音を投稿すると、すぐに模範解答を音声つきで確認できます。当日13時までに投稿された課題はその日のうちに英語ネイティブの先生が音声つきで添削し、返してくれます。

取り組んだ課題はデータ化され、後から何度でも確認可能なので、繰り返し復習しましょう。

ITに特化した深い学習が可能

アメリカ西海岸のTech企業に勤めるネイティブ・スピーカーが教材を監修。総勢5名のアメリカ人チームがクオリティチェックを行っているとのことで、リアルな会話や会話シーンが再現されています。

各月、Eメールでのコミュニケーション、製品の販売、プロジェクトなど、実践的なテーマを扱った学習内容が用意されています。

例えば、以下のような実際にビジネスの現場で交わされそうな英語表現を学ぶことができるのです。

彼のLinkedInのプロフィールのURLを送ってもらっていい?
→ Can you send me the URL to his LinkedIn Profile?

(件名) 請求書を添付致します
→ (Subject) See Attached Invoice

 

注意が必要な点

非常に充実した内容で、フォローも素晴らしいのですが、結構内容は硬派なので、楽しさを求める人(もちろん、何が楽しいかは人ぞれぞれですが)には向かないかもしれません。

また、年額プランの場合、ひと月あたり16,333円と、なかなかの金額にはなりますね。従って、高いモチベーションを維持して取り組む自信がある人におすすめです。

ただ、しっかり個別にマンツーマンで対応してくれる点を踏まえると、その価値は十分あると思います。

 

*より詳細はこちらの記事も参考にどうぞ。

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②スタディサプリビジネス英語コース

英語学習アプリとしておすすめしたいのが、「スタディサプリ」。中でもビジネス英語を習得したい人には、「スタディサプリEnglish ビジネス英会話」が最適です。

コロナ禍において、「スタディサプリ」は多くの学校教育の場でも導入された実績を持ち、確かによく考えられた、とてもよい英語教材になっていると思います。

*実は、私も実際に体験してみました。詳細はこちら →

教材内容がストーリー仕立てになっていて、この点は私が以前から取り組んでいる映画での英語学習と同様、「印象に残る⇒会話の流れや場面にあった表現を覚えやすい」というメリットがあります。

何度も繰り返して取り組むと一層効果が上がるでしょう。

 

こんな人におすすめ

  • 多くの人に活用されている実績がある教材で学びたい
  • 続けやすい教材で学びたい
  • スマホ主体で学びたい
  • リーズナブルな価格で学びたい

 

スタディサプリビジネス英語コースの優れている点

全ての技能をバランスよく学べる内容になっている

一つのスキットを使い、「聞く」「読む」「話す」「書く」の全てを学べる構成になっていて、効率よく使える英語表現を身に付けることができるようになっています。

初心者から上級者まで、どんなレベルの人でも活用できる

実は、最初の回はかなりやさしい印象を受けるかもしれませんが、数多くのレッスンが用意されていて、進むにつれて適度に難易度が上がっていきます。ついては、どんなレベルの人でも活用できるように工夫されています。

日常会話コースも無料で利用できてお得

ビジネス英語コースの受講者は日常会話コースも無料で利用できます。そのため、「少しカジュアルな雰囲気で英語を学びたい」と思った時に、日常会話コースを学習してみるのも手です。

 

注意が必要な点

ディクテーションの入力方法が独特で慣れが必要

ディクテーションの学習で、聞き取った内容を入力していくレッスンがあるのですが、なかなか入力がスムーズにいかず、慣れるのに時間がかかります。

 

話されるのは標準的な聞きやすい英語

基本的に、全編聞き取りやすいアメリカ英語でストーリーが展開されていきます。

もちろん、初心者にとっては学びやすい英語ですが、実際のビジネスで話される英語はさまざまで、非常にクセの強い英語に接する機会も多々あります。
ついては、このスタディサプリでしっかり基本となる英語力を身に付け、さらにYouTube等の動画でさまざまな英語に触れる機会を持つようにするのがおすすめです。

 

*さらに詳しく知りたい場合は以下の記事をどうぞ。

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③英会話ペラペラビジネス100 (スティーブ・ソレイシィの英会話シリーズ)

私が今まで使った英語学習用の書籍で、間違いなく最も役に立ったのが本書です。

10年以上前に購入した書籍ですが、待望の改訂版がつい最近出ました。

ビジネス英語で必要なのは、短いフレーズでいいから、とにかく瞬発的に適切なひと言を返すこと。それにより、相手と会話のキャッチボールがどんどん進行していくことになります。

小難しくて格調高い英語表現なんて、ビジネス現場では二の次、三の次。大切なのは礼儀正しさは保ちながら、目的を達成するためにしっかりコミュニケーションをとることです。

私の職場では、外国人は多いものの、フランス人、中国人といった非英語圏出身の場合もいるので、しっかり伝わる表現が重要。この本ではそんな適切な会話表現を学ぶことができます。

 

こんな人におすすめ

  • 書籍をベースとした学習を進めたい
  • とにかくすぐ使えるビジネス英語を身に付けたい
  • 定評のある書籍で確実に学びたい

 

優れている点

とにかくすぐ使える、英語表現ばかり(覚えるのも簡単)

本書で取り上げる英語表現は、ごく短いものを含めて、本当にビジネスの現場ですぐに使えるものばかりです。

しかも、しっかり相手にこちらの意図を伝えることができます。覚えたところからすぐに使えるというのが非常に優れている点です。

最初に取り上げられている表現は何と「Sorry?」、これだけです!

でも、これで礼を失することなく、「今、仰ったことが分かりませんでした。もう一度お願いします」の意を伝えることができるのですから、本当に便利ですよね。

この一言を瞬発的に発するだけで、相手の話がどんどん先へ進んでしまう事態を避けられます。

コスパがとてもよい

内容は非常に充実しているので、一度購入した後、何度も繰り返し学習して身に付けるように努めましょう。

毎日学習を続けても、本書の内容を完全に身に付けるには何ヶ月かかかるはず。そうなると、数か月分の英語学習費用が2,200円。これで一通り仕事に必要な英語力が身に付くのですから、コストパフォーマンスは抜群です!

注意が必要な点

テキストを開き、音声を聞きながら勉強するという、言ってみれば昔ながらの学習方法をとることになります。

慣れている人には問題ありませんが、こうした学習方法はどうも苦手…という人もいるかと思います。その場合は、アプリ学習などの利用を検討してみるのもよいでしょう。

 

④ITエンジニアのための場面別英会話&キーフレーズ

タイトルの通り、ITエンジニア、SEなどIT業界関係者に適した英語教材(書籍)です。

登場人物たちの会話(スキット)を中心に、プロジェクトマネジメントやアジャイル開発、システム運用といった話題も取り上げられています。

各場面ごとの会話例とフレーズ集で、通常業務やプロジェクトでよく出るような会話がたっぷり学ぶことができます。

私の職場では、まさに本書で出てくるような会話が日々交わされていて、多文化チームによる業務の臨場感を味わえるのも魅力の一つです。

 

こんな人におすすめ

  • 書籍をベースに学習したい
  • IT開発プロジェクト、運用現場で交わされる会話を学びたい
  • システムエンジニア(SE)、プロジェクトマネージャー、IT業界・部門に所属している人

 

優れている点

長年にわたる著者のIT開発の実務体験から、IT開発プロジェクトや運用の現場で、実際に交わされているような英語表現が多数学べます。

契約、キックオフ、要件定義、開発進捗、テスト計画・実行、追加要員の確保、障害対応、機器の搬入、予算オーバーへの対応 等々…、まさに現場で日々交わされている話題ですよね。

プロジェクトのライフサイクル、各工程での英語表現を習得できますし、途中のコラムも興味深く、役に立つ内容になっています。

チーム内には英語非ネイティブと思われる登場人物もいて、国際色豊かなチームで現代のビジネスシーンを反映しているなと感じます。

 

注意を要する点

ITのごく初心者だと、現場の感覚やIT用語がよく理解できず、今ひとつ頭に入ってこないことがあるかもしれません。

また、IT技術の話題や用語がそこまで深いものではないので、専門的な英語表現を学びたい場合は別途学習する必要があるでしょう。

 

⑤IT業界を扱った映画作品

私が以前から取り組んでいる英語学習法が、IT業界を舞台にした映画を見ることです。

ネイティブ向けの会話スピードに最初は面食らうかもしれませんが、楽しみながら繰り返し見ていれば、自然にリスニング力が磨かれ、英語のリズムや表現が身に付いていきます。

特に、このサイトでも紹介している以下の作品がおすすめです!


*こちらのKindle本で詳細に解説しています。よろしければご一読を。

 

こんな人におすすめ

  • 気軽に、楽しみながら英語に慣れたい
  • リーズナブルな価格で学びたい

優れている点

コスパ抜群

どの作品も1,000から1,500円でブルーレイやDVDを購入することができ、コストパフォーマンスが抜群です!

面白くて続けやすい

映画というエンターテイメントで楽しみながらの学習となるので、無理なく続けることができます。私の場合、「今日は何を見ようかな」と楽しみな時間になっているほどです。

外国の文化や社会も学べる

例えば、複数の映画作品において、抗うつ剤を飲むシーン、突然従業員を解雇宣告するシーンが出てきます。何度もそうした場面が出てくるのを見ると、やはりアメリカでは珍しくない光景なのかなと感じ、日本と違いがあることも実感できます。

 

注意が必要な点

アプトプットについては別途検討が必要

映画視聴はインプットの勉強になるので、アウトプットについては別途検討する必要があります。

例として、シャドーイングをする、覚えたらすぐに自分の発言やメール発信で使ってみるといったことが考えられるでしょう。

字幕・音声は日英両方を選択できるものを選ぶ

話されている英語を確認するために、英語字幕が必要です。また、意味をしっかり理解するには、日本語字幕よりも日本語音声の方がより適切です。

ついては、字幕、音声とも日英で切り替えができるDVDやブルーレイを選びましょう。

作品によっては、ブルーレイやDVDに英語字幕がない場合もありますので、気を付けましょう。

*ビジネス英語を学べる映画をこちの書籍でも紹介しています。充実の内容!

 

まとめ – それぞれのメリット・デメリットを考慮して合うものを選択しよう

上記に挙げた学習方法はどれも真剣に取り組めば確実に実力がつくものですので、自分に合う方法を選んで、試すのがよいでしょう。

強いモチベーションを持っている場合は、どの教材を選んでも問題ありません。

どの教材を選んだとして、毎日継続した学習が必要になることを忘れずに取り組んでください。

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