日本では「テキスト」というと、教科書を指すことが多いのですが、「文章」「文字列」という意味もあります。
ITやWebでは、画面上に表示されている文字表記など、「文字情報」全般のことを指すのにとてもよく使われます。
さらに、日本ではあまり知られていませんが、英語圏では「携帯(やスマホ)でメールを打つ」との意味もあります。
実は、海外ドラマや洋画をみていると、この意味で使われる場面が本当に頻繁に出てくるのです。
今回、具体的な映画の場面も紹介しながら、これらの表現について解説していきます。
文字情報、表記を話題にする時に使う「Text」
まずは、文字情報に関して、ITやWeb開発・メンテナンスでは以下のような会話がよく交わされます。
そのウェブページにはテキスト、画像、音声、動画が含まれている。
ページに表示されるテキスト情報の変更方法を教えていただけますか?
まさに、画面上に表示される文字情報、表記を話題にする時、上記のように「Text」を使う訳ですね。
あと、「text file」といえば、プレーンなテキスト情報(文字コード)からなるファイルのことで、「.txt」の拡張子で保存されるファイルを指すことが最も一般的です。
携帯やスマホによるメールを指す「text」も【映画でも頻出!】
日本では、PC、スマホ利用にかかわらず、「メール(送信する)」と表現しますが、英語だと、携帯電話やスマホから送るメール(メッセージ)は「text」を使います。
動詞、名詞どちらでも使える表現です。
私が、この表現を意識するようになったのは、映画を見ていて、本当によく出てくる表現だったからです。
特に、映画「マイ・インターン」では、「texted」と「e-mailed」を使い分けがよく理解できる場面があります。
以下は、主人公ベンが同僚の若手社員から恋愛相談を受ける場面です。
僕は何度となく彼女にメッセージを送ったんだ。彼女は答えてくれなかったので、彼女にメールを送ったんだ。
私のメールに全然答えてくれないの。
他の作品でも「text」が使われるシーンは頻出しますので、その一部を紹介しましょう。
まずは映画「Search」から。
高校生の娘となかなか連絡が取れないことに不安を感じ、父親のデビッドが留守電にメッセージを残すシーンです。
分かった。これを聞いたら私にメッセージを送って。
さらに、その後、娘の居場所の手がかりを見つけようと、以下のセリフも出てきます。
今、娘のメッセージを探して一通り調べているところです。
続いて、映画「ソーシャル・ネットワーク」。
エドワルドの恋人クリスティーが以下のように問い詰める場面が出てきます。
私が47件もメッセージを送ったって分かっているの?
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次は、「プラダを着た悪魔」から。
作品冒頭で、剛腕編集長ミランダが予定を変更して急きょ出社することを知り、焦るアシスタントのセリフです。
彼女の運転手がちょうどメッセージを送ってくれたの。彼女のフェイシャリストが椎間板ヘルニアになったって。
映画「マネーボール」でも、主人公ビリー(ブラッド・ピット)が相棒に頼むシーンがあります。
俺は中に入る。プレーごとにメッセージを送ってくれ。
スマホでメッセージを送ることは日常的に行われることなので、当然映画の中でもそのシーンが何度も出てくるわけですね。
英語でコミュニケーションとしていると、このような表現が会話の中で使われることがありますので、ぜひ覚えておいてください。
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