showstopperとも書き、 重要なイベントの実現を妨げるような「致命的な問題」という意味です。
辞書だと「舞台を中断させるような拍手喝さいの名演技」とどちらかというとよい意味で書かれている場合が多いのですが、システム開発・導入プロジェクトでは極力避けるべき事態として、非常にネガティブな意味で使われます。
まさにリリース中止や延期につながりかねない重大な問題で、一度これが起きるとプロジェクト関係者一同青ざめる事態となってしまいます。
This could be a show stopper for the project. これはプロジェクトにとって致命的な問題になりかねない。 |
私が前職で新取引システムの導入プロジェクトに参画していた時、イギリス人がこの英語表現を使っているのを聞いて、日本人も「この問題はshow stopperではないよね?」と会話の中で使うようになりました。
“dress rehearsal” 同様、演劇からきている表現で、「やっぱりシェークスピアの国だなあ」とあらためて感嘆したものです。 前職では新システム導入プロジェクトに携わり、ロンドンからきたイギリス人と1年半ほど一緒に仕事をしていました。そのプロジェクトも佳境に入り、本番公開まで最終の運用テストを残すのみとなったのですが、彼らはその運用テストを指して「dress […]関連記事